
\うみイチ/ 沖縄アクティビティツアー予約
沖縄で静かに歴史散歩。世界遺産・今帰仁城跡の落ち着いた時間

島人発信!沖縄観光ガイド|うみイチ公式
▶@kimama_trip_umiichi
インスタ更新中!よければフォローお願いします✨
沖縄本島・今帰仁村にある世界遺産、今帰仁城跡。雄大な石垣と絶景の眺望、桜まつりや歴史文化センターの見学まで、「歴史+自然」を満喫できる最新の旅情報をまとめています。

冬の風物詩
夜桜 & 城壁
幻想的な石垣と桜との共演
毎年1月下旬〜2月上旬、「今帰仁グスク桜まつり」が開催され、城壁やライトアップされた桜がフォトスポットとして人気。
\ページの内容/

今帰仁城跡は「石垣の曲線美×海風×季節」
世界遺産グスクの中でも、石垣の曲線と丘上からの海の眺望は別格。冬の桜や夕景まで、写真よりも実際の体感が勝る名所です。
回り方のコツ
歩くなら朝イチか夕方が快適で、写真も映えます。夏は帽子と水分補給を忘れずに。石段や凸凹道が多いのでベビーカーは不可、スニーカー推奨です。
見どころ&映えポイント
平郎門、曲線石垣、主郭からの眺望、桜ライトアップ(1〜2月)、そして入口の搾りたてサトウキビジュース。この5つは外せません。
休憩スポット
歩き疲れたらグスク交流センターの室内休憩所へ。冷房が効いていて映像解説もあり、ひと息つけます。
実用情報
駐車場は無料。那覇からは車で約1時間30分。営業時間や料金は最新情報を事前にチェックしておくと安心です。
周辺とセットで満足度UP
古宇利島、美ら海水族館、備瀬のフクギ並木へは車で15分前後。歴史+自然+海景を1日で堪能できます。
歩く前に“学ぶ”と深まる
今帰仁歴史文化センターで三山時代や石垣の構造を学んでから歩けば、見える景色がまったく違ってきます。
訪問者の声
レビューでは「桜は感動」「夏は暑さ対策必須」「石垣のスケールに圧倒」といった感想が多く、体験イメージの参考になります。
今帰仁城跡は「歴史と自然が響き合う世界遺産」

▲ 壮大な石垣と海の眺望は圧巻。今帰仁城跡ならではのスケール感と絶景を体感できます。
沖縄本島北部にそびえる今帰仁城跡(なきじんじょうあと)は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつ。北山王国の中心として築かれた壮大な石垣と、海や山を一望できる絶景が、訪れる人の心を揺さぶります。

▲ 今帰仁城跡の入口に立つだけで歴史の重みを感じられるスポットです。
城壁の曲線美、四季を彩る桜、海風が抜ける丘の眺め――ここには「城好き」「文化好き」が夢中になる見どころが凝縮されています。単なる観光スポットではなく、歴史と自然を五感で感じる舞台です。

▲ 寒緋桜×石垣×海のコントラスト。見頃は1月中旬〜2月上旬で、冬の今帰仁城跡ならではの絶景が楽しめます。
特に冬の桜まつりや夕景の時間帯は格別。桜に灯るライトアップや、海へ沈む夕日を背景に歩けば、かつての王国の息吹を追体験できます。
この記事では、今帰仁城跡を訪れる前に知っておきたい歴史・見どころ・楽しみ方を整理しました。文化を愛する旅人にこそふさわしいスポットとして、その魅力を余すことなくお伝えします。
沖縄旅行で訪れたい今帰仁城跡とは?

▲ 今帰仁城跡ならではのスケール感に、思わず息をのむメイン撮影ポイント
沖縄の旅なら、今帰仁城跡は歴史と自然の両方を感じられる必訪スポットです。
なぜなら、今帰仁城跡は13〜15世紀にかけて北山(ほくざん)王国の主城として築かれ、その石垣や城壁構造が、グスク(城・砦)文化と地形を巧みに融合させたものだからです。現在も城壁の長さは約1.5km、最も高い石垣は7〜8mほど残っており、曲線を描く石垣の造形は美術的価値も高く評価されています。

▲ 全長1.5km 圧倒的な石垣の存在感。間近で見上げると迫力と美しい曲線に息をのみます。
また、城は標高およそ100メートルの丘の上に位置し、東シナ海や周囲の集落を見下ろす眺望が広がります。海と山と城を同時に味わえるロケーションは、沖縄の中でも特別な存在感があります。

▲ 平郎門をくぐると、石畳と城壁の独特な雰囲気。冬はカンヒザクラが彩りを添えます。
たとえば、訪れるとまず目に留まるのが「平郎門」。本門としての役割を持ち、現在の門は昭和37年(琉球政府期)に修復されたものです。 また、外郭の城壁は蛇行しながら延び、野面積み(石を自然形のまま組む工法)が用いられており、遠目には“万里の長城”を思わせる壮大さがあります。

▲ 桜ライトアップに照らされる平郎門。城壁に映るカンヒザクラのシルエットが幻想的です。
主郭(本丸に相当する区域)からの海の眺め、城跡の断片として残る郭(くるわ)の配置、桜が咲く時期の城壁ライトアップなど、ひとつひとつの風景に息をのむ瞬間があります。写真では伝わりにくいスケール感・空気感を、ぜひ体で感じてほしい場所です。

▲ 階段を上がり、頂上へ。石垣に囲まれた参道は歴史の重みを感じながら進めます。
だからこそ、今帰仁城跡は「ただの城跡」ではありません。沖縄旅行で時間を割く価値がある、「旅をより深く味わいたい人」にとって外せない場所なのです。
アクセス・料金・基本情報まとめ

▲ 広々とした駐車スペースが完備されており、観光シーズンでも安心です。

▲ メイン駐車場にトイレ完備。観光前後に立ち寄れる便利な設備で、安心して利用できます。
今帰仁城跡はアクセスしやすく料金も明瞭で、最新の改定情報も公開されているため、安心して旅の計画を立てられます。
- 入場料(2025年9月1日改定) 個人:大人1,000円/中高生500円/小学生以下無料。団体(10名〜):大人800円/中高生400円。
- 営業時間(城跡) 通常期(1〜4・9〜12月)8:00〜18:00(最終入場17:30)/夏期(5〜8月)8:00〜19:00(最終入場18:30)。
-
歴史文化センター
開館9:00〜17:00(最終入館16:30)。休館日:月曜(祝日・慰霊の日は開館し翌日休館)、年末年始(12/29〜31・1/1〜1/3)。
センターは無料開放。券売・室内休憩・映像解説あり。 - チケット購入 今帰仁村グスク交流センター内の券売所で入城券を購入→城跡へ。館内に案内映像・パンフ・コインロッカーあり。
- 駐車場 無料/第1〜第4合計で約320台(区画は分散)。大型バスは最大10台(団体は事前連絡推奨)。
- アクセス(車の目安) 那覇市内から高速利用で約1時間30分。一般道優先だと「約86km・約2時間」目安。美ら海水族館から約10分/古宇利島から約25分。
- アクセス(バス) やんばる急行バス等で「今帰仁城跡入口」下車、徒歩約15分。那覇空港から最寄り停留所まで約2時間30分。
- 観覧の目安時間 城跡約30分+歴史文化センター約15分(徒歩見学のみ)。
- バリアフリー 城跡は石段・起伏が多く車いす・ベビーカー観覧は困難。歴史文化センターはエレベーター完備。
- 飲食・ペット等 城内は飲食禁止。リード着用でペット同伴可。屋外に軽食屋台あり。

▲ チケット販売所は入口から離れています。買い忘れると戻ることになるので、素通りしないように注意しましょう。
料金や時間、交通手段が明確に整っているため、無駄のない訪問計画が立てられます。事前にこの基本情報を押さえておけば、北部観光のルートにスムーズに組み込めます。
見どころと映えるスポット
今帰仁城跡は石垣美×眺望×歴史が交わる名所。スポットを押さえるだけで、写真映えも学びも満たせます。
正門・郭・訓練地など役割の異なる区画が残り、発掘成果と伝承が重なるため、歩くほど当時の暮らしと戦略が立体的に見えてきます。
① 平郎門(へいろうもん):城の本門。石畳の参道へ続く入城のハイライトで、現在の門は昭和37年(1962年)に修復。左右に狭間、天井に一枚岩を用いた堅牢な造りです。

▲ 正門・平郎門(へいろうもん)。堅牢な石造りが歴史の風格を漂わせ、今帰仁城跡のシンボルとなっています。
② 主郭からの海の眺望:丘上から東シナ海へ抜けるパノラマ。眼下に大隅(ウーシミ)や志慶真門郭の広がりも俯瞰でき、城全体の構えが実感できます。

▲ 主郭からの眺望。石垣の曲線美と青い海を見渡せる、今帰仁城跡のハイライトです。
③ 大隅(ウーシミ):大庭に隣接する広い郭。兵馬の訓練や馬の飼育・調教の場と伝わり、馬骨の発掘例も。最も高い石垣が巡る堅牢な区画です。

▲ 広がりを体感できる大隅(ウーシミ)。高い石垣に囲まれた空間に立つと、城郭のスケール感を実感できます。
④ 志慶真門郭(しげまじょうかく):主郭の一段下、裏門側の要衝。発掘で複数の建物跡が確認され、按司の家臣など城主に仕えた人々の居住区と考えられています。

▲ 主郭の裏側にある志慶真門郭。今帰仁の森を背に、歴史と自然が融合した絶景を楽しめます。
⑤ 桜並木とライトアップ:1月中旬〜2月上旬に寒緋桜が見頃。今帰仁グスク桜まつり期間の夜はライトアップで幻想的な城壁と桜のシルエットを撮影できます。

▲ 夜桜ライトアップは1月下旬〜2月上旬の限定イベント。石垣に浮かぶ寒緋桜が幻想的で、旅行のタイミングが合えば絶対行きたいスポットです。
⑥ 入口のさとうきびジュース:「城の茶屋」などで搾りたてを一杯。歩き始め前後のクールダウンに最適で、旅の“味の記憶”が残ります。

▲ 城跡入口の名物・さとうきびジュースは素通り厳禁。沖縄でもなかなか出会えない新鮮な味わいで、絶品のご当地ドリンクです。
正門→主郭→ウーシミ→志慶真門郭の順に歩けば、防御・儀礼・訓練・生活が一本につながり、写真だけでは届かない“体感の記憶”が残ります。
城入口のさとうきびジュース屋さん
▲ さとうきびジュース絞り体験。
地元のおばぁと出会える一期一会のひとときが、旅の思い出を深めてくれます。
今帰仁城跡の入口横にある「城の茶屋」は、小さな屋台風の売店。見学を終えた人やこれから登る人が自然と足を止める、ちょっとした憩いのスポットです。木陰に並んだテーブルとベンチで、地元の方との会話も楽しめます。

▲ 軒先に下がるバナナがいかにも沖縄らしい風景。観光気分を盛り上げてくれる小さな発見です。

▲ さとうきびを一本しぼって一杯。搾り機でペキペキとしぼられる臨場感も体験の一部です。
注文すると目の前でサトウキビをギュッと圧搾する音が響き、甘い香りがふわっと広がります。透明なカップに注がれたジュースはほんのり緑がかった黄金色で、ひと口飲むと青さのある甘みと爽やかな後味。暑い日差しの下で飲むと、体の中からスーッと涼しくなる感覚です。

▲ 城入口で迎えてくれる“おばぁのさとうきびジュース”。旅の記憶に残る一杯。
料金は一杯400円ほど。甘みに酸味が加わってさらに飲みやすくなります。観光客だけでなく地元の人もふらっと立ち寄るそうで、おばぁに伝えれば「搾り体験」ができることも。実際に杖のようなサトウキビを機械に通すと、ちょっとしたイベント気分になります。

▲ 最後にシークワーサーを一絞り。甘さに爽やかな酸味が加わり、さとうきびジュースがさらにおいしくなります。
城跡を歩いて汗をかいた後、このジュースを飲む瞬間はまさにご褒美。見学コースの最後や休憩タイムに立ち寄ると、今帰仁城跡の思い出がより一層印象深くなります。
チケット販売所横(館内)の室内休憩スペース

▲ 今帰仁城跡の83段の階段。往復すれば運動量もたっぷり。散策後は休憩所で体を休めましょう。
今帰仁城跡のチケット販売所は「今帰仁村グスク交流センター」内にあり、その一角に冷房の効いた室内休憩スペースがあります。歩き出す前や散策後に立ち寄ると、ほっと一息つけます。

▲ チケット売り場のすぐ横に入口があります。冷房の効いた休憩所で、散策前後のひと休みに最適です。
外は日差しが強く、石畳や坂道を歩くと汗ばみますが、この休憩所に入ると一気に涼しさに包まれます。壁際には今帰仁観光パンフレットが並び、次の行程を考えるのにもぴったり。

▲ 広々とした休憩スペースがうれしい。冷房の効いた室内で、次の行き先をゆっくり考えられます。
見学後には「次は古宇利島?それとも美ら海水族館?」と、旅の続きを考える“作戦タイム”に最適でした。夏場は特に冷房のありがたさを実感でき、家族連れや年配の方にとっても安心できる場所です。
周辺スポットと合わせて楽しむ観光プラン
今帰仁城跡の観光は周辺スポットと組み合わせることで一層充実します。城跡だけではなく、沖縄北部ならではの自然や文化を体験できるからです。
車で20〜30分圏内に、離島の絶景や緑の並木道など魅力的な観光地が点在しています。効率よく回れば、1日で「海・文化・自然」をバランスよく味わうことができます。
瀬底大橋を渡ってすぐの透明度抜群のビーチ。シュノーケリングや海水浴を楽しめ、橋の上から望む海の景色は写真映え抜群です。
「恋の島」と呼ばれる古宇利島。古宇利大橋から広がるエメラルドグリーンの海は圧巻で、ドライブコースに最適です。
約2万本のフクギが作る緑のトンネルは、散策やサイクリングにおすすめ。木陰の静けさと昔ながらの沖縄の雰囲気に癒やされます。
今帰仁城跡を中心に瀬底島・古宇利島・備瀬フクギ並木を巡れば、沖縄北部の魅力を「歴史+自然+絶景」で丸ごと楽しめます。旅のプランにぜひ取り入れてみてください。
今帰仁歴史文化センターで学ぶ
今帰仁城跡を訪れる前後に今帰仁歴史文化センターを見学すると、展示を通して歴史や文化を深く理解でき、旅がさらに豊かになります。
センターには考古資料や復元模型、発掘調査で見つかった出土品などが展示されており、城跡の石垣や建造物の背景を理解する手がかりになるからです。
① 三山時代(14〜15世紀)の北山王国に関する資料や、当時の生活用具を展示。
② 監守時代に派遣された管理者や地域支配の仕組みについて学べるパネルや史料。
③ 模型・映像資料では、野面積みの石垣構造や郭(かく)の配置がわかりやすく再現され、城跡の歩き方がイメージしやすくなります。
見学してから城跡を歩くと、単なる遺跡巡りから「物語を感じる体験」へと変わります。時間に余裕があれば立ち寄る価値の高いスポットです。
よくある質問Q&A
今帰仁城跡を訪れる前によくある疑問を解消しておくと、安心して楽しめます。
料金・アクセス・撮影ルールなどを知らずに行くと、時間を無駄にしたり期待はずれになってしまうことがあります。
ドローンや三脚など撮影ルールは?
公式には飲食禁止など基本的な規則が定められています。ドローンや大型機材は別途許可が必要な場合があるため、事前に公式サイトを確認してください。
当日チケットで入れますか?
はい、個人入場は当日券で購入可能です。ただし桜まつりなど繁忙期は混雑するため、早めの到着がおすすめです。
ベストシーズンは桜だけですか?
桜シーズンは特に人気ですが、夏の青空や秋冬の澄んだ景色も魅力があります。季節ごとに違った楽しみがあります。
小学生や高齢者でも楽しめますか?
石畳や坂道があるため歩きやすい靴は必須ですが、ゆっくりペースで回れば小学生や高齢者でも十分に楽しめます。
雨の日や台風時の代替観光は?
雨天や荒天時には、今帰仁村歴史文化センターや美ら海水族館など屋内施設を組み合わせると安心して過ごせます。
事前に疑問を解決しておくことで、「想像と違った」というギャップを減らし、期待通りの訪問を楽しめます。
訪問者レビュー
現地の“生の声”を編集部でチェックし、雰囲気・混雑・足元・映えなど視点別に要約しました。初めてでもイメージしやすいよう、短文レビューで並べています。
まとめ|沖縄北部観光に今帰仁城跡を組み込もう

▲ 今帰仁城跡の石垣に使われている古い石灰岩には、アンモナイトなどの化石が含まれている例があります。とても硬い古期石灰岩のため、当時は石を整形せず自然な形で積み上げる野面積み(のづらづみ)が選ばれました。
今帰仁城跡は、「歴史」「自然」「絶景」の三拍子がそろった、沖縄旅行のハイライトにふさわしいスポットです。
世界遺産としての価値、北山王国の主城であった歴史、四季で変わる景観、さらにアクセスの良さと周辺スポットとの組み合わせやすさ。こうした要素が旅をより豊かにしてくれる魅力になっています。

「気ままTRIP」は、沖縄の島人(しまんちゅ)と一緒にお届けする観光ガイド。
定番スポットだけでなく、地元の人だからこそ知っている“今のおすすめ”や、旅のヒントをわかりやすく発信しています。
最新情報はこちらからご覧いただけます。
▶︎
島人更新 沖縄旅行ガイド 気ままTRIP TOPページ