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Vol.53 沖縄観光

「沖縄の秘境探検が面白すぎた!ガンガラーの谷で洞窟カフェと太古の森に出会う旅」

ガンガラーの谷にある洞窟カフェ。鍾乳洞の天井が広がり、非日常感のある空間でコーヒーを楽しめる
#ガンガラーの谷 #秘境探検ツアー #洞窟カフェ #発掘調査 #港川人 #太古の森 #巨大なガジュマル

島人発信!沖縄観光ガイド|うみイチ公式
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この記事で分かること

沖縄本島・南城市にある自然体験スポット、ガンガラーの谷の見どころやツアー参加の流れ、洞窟カフェや歴史的スポットなどをわかりやすくご紹介します。

ガンガラーの谷のロゴにもなるクワズイモをぬけると秘境ツアーのはじまり
秘境ツアー

自然と歴史が交差する場所

見どころ満載のガンガラーの谷

沖縄で外せない体験スポット

谷のシンボル「大主ガジュマル」をはじめ、見どころが盛りだくさん!学びと感動が同時に訪れる最高の秘境体験です。

\ページの内容/

ガンガラーの谷ツアー前に入場できる洞窟カフェ。鍾乳洞の空間に広がる幻想的な雰囲気が訪れる人をワクワクさせる。

▲ 鍾乳洞そのままのカフェ空間。ツアー開始前から非日常感に包まれ、自然のドキドキが高まります。

沖縄旅行の記憶に“もうひとつの物語”を──ガンガラーの谷へ

沖縄旅行の途中で、ふと「海だけじゃなく、もっと別の体験もしてみたい」と思ったことはありませんか?同じようなビーチや街歩きに少し飽きて、心に残る“特別な一日”を探している──そんな気持ち、よくわかります。

わたしたち「うみイチ編集部」も同じでした。青い海は大満足。でも心のどこかで「沖縄のもっと奥にあるものを知りたい」と感じ、南部をドライブしながら、その答えを探していました。

ガンガラーの谷の駐車場にそびえる大きなガジュマル。到着した瞬間から南国の自然を感じられるランドマーク的存在。

▲ 駐車場にそびえる巨大ガジュマル。車を降りた瞬間から自然の力強さを体感でき、ツアーへの期待が高まります。

ガンガラーの谷の駐車場にある大きなガジュマル。木陰に入ると島風が吹き抜け、心地よい涼しさを感じられる。

▲ ガジュマルの木陰と島風の涼しさ。到着早々に自然のやさしさに包まれて、ひと息つけるスポットです。

そこで出会ったのがガンガラーの谷。森の奥へ続く小道を進むと、ひんやりとした洞窟の空気に包まれ、巨大なガジュマルが頭上に枝を広げます。ガイドツアー制だからこそ守られた静けさと神秘があり、ここには“もう一つの沖縄”が確かにありました。

ツアーで一緒になった旅行者は「ビーチより心に残った」と話していました。ガイドが語る港川人の歴史や祈りの洞窟の物語は、写真や動画では伝わらない“重み”があります。訪れた人ほど、その価値にうなずきます。

ガンガラーの谷の洞窟カフェ。人気ツアーは事前予約が必須で、大人2,500円・学生1,500円、小学生以下は無料。希望の時間に参加するには早めの予約がおすすめ。

▲ 洞窟カフェから始まる秘境ツアー。料金は大人2,500円/学生1,500円/小学生以下無料。当日予約も可能ですが、人気のため希望時間で参加するなら事前予約がマストです。

この記事では、見どころ・予約方法・服装のポイント・アクセスまでをわかりやすく整理。はじめてでも迷わず計画できるよう、必要な情報をぎゅっとまとめました。

海だけでは終わらせない沖縄を、あなたの旅に。ガンガラーの谷は、思い出に“深さ”を加える一歩になります。さあ、物語のつづきを見に行きましょう。

沖縄で訪れたい秘境「ガンガラーの谷」

ガンガラーの谷ツアー参加者だけが利用できる洞窟カフェ。鍾乳洞の空間でセルフサービスのドリンクを楽しみ、これから始まる探検に備えられる。

▲ ツアー参加者専用の洞窟カフェ。鍾乳洞の中でセルフサービスのドリンクを飲みながら、これから始まる秘境ツアーにそなえます。

ガンガラーの谷にある鍾乳洞カフェ。天井に広がる岩肌と柔らかな照明が、非日常の雰囲気を演出する。

▲ 鍾乳洞の中に広がるカフェ。岩肌とライトアップが雰囲気をひきたて、ツアー前から特別な時間が始まります。

沖縄の南部に、海とはまったく違う“静けさの世界”がある──それが「ガンガラーの谷」です。那覇市から車で約30〜40分、南城市の森の奥にひっそりと広がるこの場所は、自然と人類の歴史が同時に息づく特別なエリアです。しかも、誰でも自由に歩けるわけではなく、見学はすべてガイドツアー制。だからこそ、手つかずの自然や文化が大切に守られているのです。

ガンガラーの谷の洞窟内で、出発前にガイドがツアー内容を説明している様子。参加者は鍾乳洞の空間で真剣に耳を傾けている。

▲ ツアー開始前のガイド説明。鍾乳洞の中で雰囲気を感じながら、ルートや見どころをしっかり聞ける安心の時間です。

ガンガラーの谷のツアー出発前、洞窟カフェで麦茶や虫よけスプレーが提供され、参加者への細やかな配慮が感じられる。

▲ ツアー前のやさしいサービス。麦茶の提供や虫よけスプレーなど、細やかな配慮がとても嬉しい♪

ガンガラーの谷の洞窟内で発掘調査が行われている様子。石器や釣り針、人骨などが見つかり、日本人のルーツに迫る重要な現場です。

▲ ツアー前にすぐ横には発掘調査現場の洞窟内。旧石器時代の石器や釣り針、人骨などが発見され、日本人の生活の痕跡を探る学びの場です。

わたしたち「うみイチ編集部」も、はじめは少し身構えていました。「予約制?洞窟?大丈夫かな…?」と。でも実際に訪れてみると、ガイドさんがゆっくり案内してくれたおかげで安心感があり、むしろ“じっくり味わえる贅沢さ”に驚きました。森の静けさ、洞窟の冷たい空気、ガジュマルの生命力──五感を通して感じる自然体験は、ビーチとはまったく違う魅力を持っています。

ガンガラーの谷の洞窟を出ると現れるクワズイモの大きな葉。ガンガラーのロゴのモチーフであり、ジブリ映画『となりのトトロ』の葉のモデルとしても知られる。

▲ クワズイモはガンガラーのロゴのモチーフ。ジブリ映画『となりのトトロ』の葉のモデルとも言われ、洞窟を出た瞬間から秘境ツアーのワクワクを感じさせます。

つまり、ガンガラーの谷は「観光スポット」でありながら「自然保護区」でもあり、「学びの場」でもあるのです。訪れる人の数を制限してでも守られているからこそ、訪れた人だけが出会える発見があります。“沖縄の奥深さを知りたい人”にこそ、ぜひ足を運んでほしい──そう感じる場所です。

ガンガラーの谷の主な見どころ

ガンガラーの谷に植えられた台湾産の竹。わずか3か月で驚くほど成長し、生命力の強さを実感できる。

▲ 台湾から届いた竹の生命力。植えられてからわずか3ヶ月での成長がすさまじく、自然の力強さを間近で感じられます。

ガンガラーの谷は、自然の神秘と太古の歴史が同じ空間に重なり合う“体験型の聖地”です。巨大樹、洞窟、祈りの場所、研究の舞台――ここでしか出会えないスポットがいくつも連なり、ひとつひとつが強烈な印象を残します。写真に写らない空気感や音、ひんやりとした湿度まで含めて体験が完成するため、「見る」ではなく「感じる」観光を求める人に最適な場所です。

ガンガラーの谷の大きなガジュマル。垂れた根がやがて幹となり、栄養のある方向へ少しずつ“歩く木”として成長する。

▲ “歩く木”ガジュマルの生命力。根が垂れて幹となり、栄養のある場所へ移動する姿をガイドさんがわかりやすく教えてくれます。

この谷の本質は「自然と人類史の交差点」であること。鍾乳洞がつくる地形、数百年スケールのガジュマル、旧石器時代に遡る人の痕跡、そして今も続く祈りの文化――どれも個性的で、ガイドツアーだからこそ背景が立体的に理解できます。単なる景色鑑賞では終わらず、学び(知性)と感動(体験)の両立が、訪問後の満足度を押し上げます。

イナグ洞・イキガ洞|祈りを伝える“聖域の洞窟”

ガンガラーの谷のイナグ洞。女性の祈りの場とされ、内部には入れずガイドの解説を通じて信仰文化を学べる神聖な洞窟。

▲ 女性の祈りの場「イナグ洞」。縦穴なので、一般の侵入は出来ず、内部には立ち入れませんが、ガイドさんの説明を通じて地域に伝わる信仰や文化を学べます。

ガンガラーの谷のイナグ洞入口に立つ「母神」の札。地元のシャーマン(ユタ)が独自に立てたもので、女性を象徴する御神体として安産や良縁の祈りが込められてきた。

▲ 入口に立つ「母神」の札。かつて地元のシャーマン(ユタ)が独自に立てたもので、女性を象徴する御神体として安産や良縁を祈る対象となってきました。

ガンガラーの谷には、女性(イナグ洞)と男性(イキガ洞)の祈りが続く“聖域の洞窟”があります。イナグ洞では、中に入ることはできませんが、入口に立つ「母神」の札やガイドさんの解説を通じて、「女性性」にまつわる象徴を学べます。

ガンガラーの谷のイキガ洞。ランタンを持って進むと探検気分が味わえ、男性を象徴する鍾乳石の前で祈りの文化に触れられる。

▲ ランタン片手に進むイキガ洞。探検みたいでワクワクしつつ、奥には男性を象徴する鍾乳石が。ちょっとスリルもありつつ、祈りの文化にふれられる体験です。

一方、イキガ洞は実際にランタンを手に奥まで進むことができ、目の前に現れる男性を象徴する鍾乳石と、静まった空間で“祈りの時間”を体感できます。

ガンガラーの谷のイキガ洞奥にそびえる鍾乳石。男性を象徴する御神体として祈りの対象とされ、ツアーではランタンの灯りに照らされながら見学できる。

▲ イキガ洞の鍾乳石。男性を象徴する御神体として祈りの対象になってきた岩で、ランタンの灯りに照らされると一層神秘的に見えます。

ランタンの灯りがともる幻想的な演出の中、神聖な空気と静けさが身体に染みます。古くから良縁・安産、命の誕生や成長を願う信仰が息づき、洞内にある鍾乳石は神聖な象徴(御神体)として崇められてきました。

ガンガラーの谷のイキガ洞出口へ進む様子。ランタンを片手に歩きながら、次の見どころへ向かう探検気分を味わえる。

▲ ランタン片手に出口へ。探検気分のまま次のスポットへ進むワクワク感があり、ツアーの流れがどんどん楽しくなります。

つまり、この空間は写真映えではなく、ココロで感じる祈りと静寂の体験。ツアー参加者だけが味わえる、“時間を超えた祈りの場”であり、自然と文化の交差点に立つ特別なひとときです。

ツリーハウス|自然の高さから眺める“ジャングルの天井”

ガンガラーの谷のツリーテラス。森の上から谷全体を見渡せ、次に訪れる港川人遺跡への期待が高まる展望スポット。

▲ 森を見渡しツリーテラスで休憩。高台から谷を一望でき、次の見どころ「港川人遺跡」へとつながる流れにワクワクが高まります。

森の中にひっそりと佇む、従業員手作りのツリーハウス。階段を登ると、まるで木の上にいるような視点から森を見渡せるちょっとした“展望台”です。ガイドさんが「木と同じ目線で自然を観察できる特別な場所」として案内してくれるので、自然との一体感を感じながら一息つけます。

港川人遺跡|日本人ルーツに触れるフィールド

ガンガラーの谷の港川人エリア。約2万年前に人類が暮らしていたと考えられる場所で、ガイドの解説を通して当時の生活をイメージできる。

▲ 港川人が暮らしていたとされるエリア。ほぼ変わらぬ自然の中で、ガイドさんが当時の生活や発掘の裏話を教えてくれます。

沖縄の旧石器時代を語る上で有名な“港川人”が見つかったのは、ガンガラーの谷そのものではなく 「港川フィッシャー(港川の石灰岩の割れ目)」 です。1968年の発見以来、約2万年前に生きた人類の骨として世界的に知られるようになりました。

ガンガラーの谷の港川人エリア。約2万年前とほぼ変わらない自然環境の中、風が通り抜ける谷で当時の暮らしを想像できる。

▲ 港川人が暮らしていたとされるエリア。夏場でも風が通り抜ける涼しさに「ここに人が住んでいたのだろう」と想像がふくらみます。

港川フィッシャーはガンガラーの谷から直線で約1〜1.5kmほどと近く、同じ谷・川のつながりにあることから「生活の場はこの谷のどこかでは?」と考えられ、2007年以降ガンガラーの谷(サキタリ洞・武芸洞など)で本格的な発掘が進行。その結果、約2万3千年前の巻貝製「釣り針」や約3万年前の人骨などが相次いで見つかり、ガイドツアーでは当時の暮らしを臨場感たっぷりに学べます。

武芸洞で発見された約2500年前の石棺墓。腕に貝殻の装飾品を着けた男性の人骨が納められており、保存状態が非常に良い。

▲ 武芸洞の石棺墓。約2,500年前の浅く埋められた石棺から発見された人骨は、貝殻のブレスレットを身につけた状態で保存されており、古代の暮らしや祈りを身近に感じさせてくれます。

最新の研究では、港川人は約1万8千〜2万年前に沖縄に暮らしていたとされ、骨格や歯の特徴から「日本人のルーツを探る重要な存在」と位置づけられています。洞窟の暗がりに立ちながら、教科書で見た言葉が現実の風景に変わる瞬間は、子どもから大人まで強烈な印象を残します。

大主ガジュマル|生命が編んだ巨大ネットワーク

ガンガラーの谷の大主ガジュマル。人と比べると圧倒的な大きさがわかり、生命力にあふれる姿が迫力をもって迫ってくる。

▲ 大主ガジュマルの圧巻スケール。岩場を抜けた先にそびえ立ち、人と比べるとその大きさが一目でわかります。自然の力強さを全身で感じられる谷のシンボルです。

ガンガラーの谷の象徴ともいえるのが、樹齢数百年を誇る大主ガジュマルです。幹から垂れ下がる気根は地面に根付くと新しい幹となり、やがて一本の木とは思えないほど広大な“森そのもの”へと姿を変えていきます。まるで木が歩き、大地と空を結ぶネットワークを自ら編んでいるよう。生命のしなやかさと強さを目の当たりにできます。

ガンガラーの谷の大主ガジュマル。差し込む光に照らされ、神々しい雰囲気をまとった姿はまるで聖域のように感じられる。

▲ 差し込む光に神々しく輝く大主ガジュマル。時間帯によって光の入り方が変わり、自然がつくり出す神秘的な表情に心を奪われます。

昼間は木漏れ日がレースのように枝葉を透かし、夕刻には陰影が濃くなり神秘性が一層際立ちます。根の間に立つと、まるで大樹に抱かれているような感覚に包まれ、自然のエネルギーが身体に染み込むのを感じるはずです。ガイドは「ガジュマルは精霊が宿る幸せの木」と教えてくれ、訪れる人々が思わず手を合わせたくなるのも納得の迫力があります。

この大主ガジュマルは、単なる観光名所ではなく“生命の進化を体感できる天然のシンボル”。時間を超えて成長を続けるその姿は、沖縄の自然信仰や文化とも深く結びつき、旅のハイライトとして心に刻まれる存在です。

ツアーの仕組みと参加方法

ガンガラーの谷は、ガイドツアーに参加しなければ見学できない特別なエリアです。制限があるからこそ、自然と文化が守られ、安心して体験できる仕組みになっています。

予約・料金・運用の要点(最新版)

  • 出発枠 1日複数回(例:9:20〜16:00台)。集合は出発の20分前。
  • 所要・距離 約90分/歩行約1km(階段・段差あり)。ゆっくりペースで案内。
  • 定員目安 各回〜20名程度(ガイド同行)。
  • 料金(日本語ガイド+テキスト) 大人2,500円/中高生1,500円/小学生以下0円。
  • 料金(多言語オーディオ) 大人3,500円/中高生2,500円/小学生オーディオ1,000円(非利用は0円)。
  • キャンセル規定 前日17:30まで0%、開始2時間前50%、2時間以内100%。荒天中止は無料。
  • 年齢・バリアフリー 年齢制限なし。ベビーカー・車椅子は不可。乳幼児は抱っこで参加の想定。
  • 服装・持ち物 滑りにくいスニーカー必須。雨具は各自用意(貸出なし)。強風時は傘不可場合あり。出発時に冷たいお茶配布。
  • トイレ ツアー中はなし。駐車場付近のみ(ケイブカフェ内トイレはなし)。
  • ケイブカフェ ツアー参加者専用ラウンジ(出発前のみ・ドリンク別)。
  • アクセス 那覇空港から車約30分/南風原南IC約10分。「おきなわワールド」入口向かい。駐車場あり。
  • 予約方法 公式予約サイトで日時選択。直前は電話(098-948-4192)が確実。

運用は季節・天候で変わることがあります。最新情報は公式予約ページの案内を必ずご確認ください。

ガンガラーの谷 公式サイトはこちら

快適に過ごすための服装と準備

ガンガラーの谷の石段。湿気で滑りやすい箇所もあり、歩きやすいスニーカーでの参加が安心。

▲ 滑りやすい石段に注意。谷内には階段や段差が多く、湿気で足元が不安定になることも。歩きやすいスニーカーがおすすめです。

ガンガラーの谷を安心して楽しむための第一歩は「服装と持ち物の準備」です。足元や気候に合ったスタイルを選ぶことで、自然を満喫しながら不安なく過ごせます。

ガンガラーの谷の階段。大人1人で歩くには問題ないが、抱っこでの参加は負担が大きくなる場面もある。

▲ 大人なら問題なしの階段。一人で歩く分には難しくありませんが、抱っこでの参加は負担が大きいため注意が必要です。

谷の道は階段や湿った地面が多く、観光地の舗装された道とは違います。さらに洞窟内は夏でも涼しく、冬は想像以上に冷えることも。子どもや高齢者も参加できるツアーですが、服装や準備次第で体験の快適さが大きく変わります。だからこそ事前に正しい対策を取ることが重要なのです。

雨の日でも見学できますか?

多くの場合は雨天決行です。洞窟や森は屋根のない箇所や滑りやすい場所があるため、傘より両手が空くレインコートが安全。靴はグリップの良いスニーカーを推奨します。大雨・警報・台風接近など安全が確保できない場合は中止になることがあります。中止や時刻変更は、予約時に登録した連絡先へ案内が届く運用が一般的です。

小さな子どもやお年寄りでも大丈夫?

年齢制限は設けていません。ただしコースには階段・段差・坂道があり、ベビーカー・車椅子は通行不可です。歩行が難しい乳幼児は抱っこでの参加が目安。高齢の方は滑りにくい靴・薄手の上着・水分を準備し、体調に合わせて無理のないペースで。心配があれば出発前にガイドへ相談を。必要に応じて小休止も対応してもらえます。

飲食物の持ち込みはOK?

ツアー中の飲食は原則不可です(歩行安全と自然保護のため)。ツアー前に、受付で冷えたお茶の入った水筒が配られるサービスがあり、参加者はそれを持って歩けます。小腹対策は参加前に軽く、または終了後に周辺での食事を計画しておくと良いでしょう。

写真や動画は撮れる?

基本的に撮影は可能ですが、一部の神聖なエリアでは制限があります。動画撮影は原則NGで、三脚など機材の使用も禁止されています。ガイドの指示には従い、静かに美しい景色をおさめましょう。「見る」時間と「撮る」時間を分ける工夫をすると、自然の雰囲気をしっかり味わえます。

体験者の声からわかるリアルな魅力

ガンガラーの谷の魅力は「写真では伝わらない体感」にある、というのが多くの来訪者の共通意見です。静けさ、湿度、足音の響き、ガイドの語り――五感で受け取る情報が重なり、ツアー後も心に残り続けます。だからこそ「想像以上に良かった」「また来たい」という声が多く、リピーターが生まれています。

こんな声が届いています

カップル旅
★★★★★
静けさが主役の“非日常”

ガイドさんの話で風景が一気に立体化。写真よりも心に残る静けさと光のゆらぎに感動しました。ケイブカフェで余韻を味わえたのも良かったです。

#静けさ #ケイブカフェ #写真以上
ファミリー
★★★★☆
子どもが歴史にワクワク

港川人の話に小学生が夢中。歩くペースがゆっくりで安心でした。足元はスニーカー必須、雨の日はレインコートが役立ちます。

#学び #家族旅行 #安全配慮
ひとり旅
★★★★★
洞窟の冷気と水音が記憶に残る

海のにぎやかさとは別世界。洞窟の冷たい空気や水音、ガイドの語りで“物語の中”を歩いているようでした。心が整う体験です。

#ソロ旅 #整う #物語体験
友人グループ
★★★★☆
南部ドライブのハイライトに

那覇から行きやすく、ツアー後は斎場御嶽へ。移動少なめで満足度が高い一日になりました。予約は早めが安心です。

#南部周遊 #予約推奨 #コスパ旅
三世代旅
★★★★☆
ゆっくり歩けて安心でした

坂や段差はあるものの、ガイドさんがペース配分をしてくれて助かりました。雨でも実施で、レインコートが大活躍。

#高齢者OK #雨でも楽しむ #安心設計

モデルコース|ガンガラーからのおすすめ旅プラン

奥武島でてんぷら
ガンガラーの谷 → 車で約30分

ツアー後のおやつタイムにぴったり。揚げたての沖縄風てんぷらを海を眺めながら頬ばると、観光とグルメの両方を満喫できます。

ガンガラーの谷から車で30分の奥武島。大城てんぷらの揚げたて野菜てんぷらが人気で、猫と海の景色も楽しめる。
奥武島へ
秘境ツアーの後は天ぷらと猫時間|奥武島の楽しみ方はこちら
宜野湾マリーナで絶叫マリンアクティビティ
ガンガラーの谷 → 車で約40分

バナナボートやジェットスキーなど、テンション最高潮の体験が待っています。静かな森から一転、海の爽快さで1日を彩れます。

ガンガラーの谷から車で40分の宜野湾マリーナ。アウル特集で紹介される絶叫マリンスポーツが楽しめる人気スポット。
宜野湾マリーナへ
秘境ツアーの後は大絶叫!アウル特集でマリンスポーツ体験はこちら
太古の湯でリラックス
ガンガラーの谷 → 車で約15分

温泉「太古の湯」で体をほぐすのもおすすめ。自然の歴史と癒しがつながるユニークな体験です。

ガンガラーの谷から車で15分のユインチホテル南城『猿人の湯』。太古の森を歩いたあと、温泉でゆったり癒される贅沢コース。
猿人の湯へ
太古の森を歩いたあとは、太古の温泉でリラックス|猿人の湯ガイドはこちら
近くの「ミモザの木」でピザ
ガンガラーの谷 → 車で約10分

地元で人気のカフェ「ミモザの木」でランチや休憩を。名物の小谷ピザはスーチカー(塩漬け豚肉)の旨みが効いた沖縄ならではの味です。

ガンガラーの谷から絶景ピザへ「ミモザの木」

南城市にある絶景ピザカフェ『ミモザの木』の外観。白い建物と大きな窓が特徴で、テラスからは海を一望できる。

▲ 絶景ピザカフェ「ミモザの木」。店内やテラス席からは中城湾を一望できます。

南城市の絶景ピザカフェ『ミモザの木』の店内。木の温もりあるインテリアと大きな窓から差し込む光が心地よい空間をつくり出している。

▲ 木の温もりあふれる店内。落ち着いた雰囲気の中で絶景とピザを味わうひとときは、より一層おいしく感じられます。

南城市の絶景ピザカフェ『ミモザの木』の店内から望むオーシャンビュー。大きな窓越しに広がる青い海と空が開放感を演出する。

▲ 店内から望む絶景オーシャンビュー。大きな窓の向こうに広がる海と空の景色が、食事をより特別な時間にしてくれます。

ガンガラーの谷を歩き終えたら、すぐ近くにある絶景カフェ「ミモザの木」がおすすめです。ここでは海を見下ろすロケーションで焼き立てピザを味わうことができます。

南城市の絶景カフェ『ミモザの木』名物、小谷ピザ。沖縄の伝統食スーチカー(塩漬け豚肉)がトッピングされ、モチモチ生地ととろけるチーズが相性抜群。

▲ 名物「小谷ピザ」。沖縄の伝統食スーチカー(塩漬け豚肉)がのった特製ピザで、モチモチの生地とチーズが絶妙にマッチします。

とくに人気なのが小谷ピザ(スーチカーピザ)。沖縄の伝統食材スーチカー(塩漬け豚肉)を使った一品で、モチモチ生地ととろけるチーズの相性が抜群です。秘境ツアーで体を動かしたあとに、塩気と旨味がしみるピザは格別のご褒美になります。

南城市の絶景カフェ『ミモザの木』のミックスピザ。トマトソースにピーマン・タマネギ・ベーコン・ポチギ(ピリ辛ソーセージ)がのり、ニンニクが効いた食べごたえのある一枚。Sサイズは22cm。

▲ バランス抜群のミックスピザ。ニンニクがほどよく効いた“ガツンと系”

テラス席からは青い海が一望でき、昼は南国らしい開放感、ガンガラーの谷の静けさから一転、カフェでのんびりとした時間を過ごせるのが魅力です。

ツアーと組み合わせて訪れる人も多く、混雑することもあるので、事前に営業時間をチェックしておくと安心です。ガンガラーの谷から車で数分とアクセスも良好。南部観光の締めくくりやランチにぴったりの立ち寄りスポットです。

  • 営業時間 10:00〜18:00(ラストオーダー 17:00)
  • 定休日 火曜 + 月1回の不定休あり
  • 住所 沖縄県南城市佐敷小谷122(駐車場 15台あり)
  • 電話番号 098-947-4727
  • 予約 不可(来店順のご案内/混雑時は待ち時間あり)
  • 席数 店内38席
  • 支払い方法 現金/クレジットはAMEXのみ対応(電子マネー・QRは非対応)
  • 眺望 中城湾を一望。条件が良ければ津堅島やホワイトビーチまで望めるロケーション
ミモザの木 公式サイト

まとめ|沖縄南部で外せない体験スポット

ガンガラーの谷で見つかる自然の石。形や模様が可愛らしく、森の散策中に小さな発見として楽しめる。

▲ 散策の途中に出会う自然の造形が、秘境の雰囲気をやさしく彩ってくれます。

ガンガラーの谷は「海だけじゃない沖縄」を実感できる特別な場所です。森と洞窟がつくる静けさ、数百年の時を生きるガジュマル、旧石器時代にさかのぼる人の痕跡、そしてガイドの解説が合わさり、風景が“物語”に変わります。自由見学ではなくツアー制だからこそ、自然が守られ、歩くペースもゆっくり。初めての方や家族連れでも安心です。那覇からのアクセスも良く、半日・1日どちらの旅程にも組み込みやすいのが魅力。準備を整えれば、誰でも快適に深い体験ができます。


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