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Vol.33 沖縄観光

沖縄・宮城島ドライブ|果報バンタの絶景とぬちまーす工場の塩アイスでごほうび旅

宮城島の観光スポット 果報バンタからの景観
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この記事で分かること

沖縄本島から車で行ける離島「宮城島」。絶景の断崖や塩工場見学、展望スポットなど見どころ満載。ドライブで気軽に巡れる癒しの島です。

Pick このスポットは、 沖縄観光|「どこ行けばいい?」を解決するおすすめの地元グルメ&観光スポット でも紹介しています。

果報バンタの海景色
海中道路 特集

やっぱり...

果報バンタの絶景

見てほしい

果報バンタは、宮城島にある絶景の断崖スポット。エメラルドグリーンの海と広がる空に癒される“幸せ岬”として人気のパワースポットです。

\ページの内容/

ミドリのアイコン
ミドリ(うみイチ編集部)
海中道路を渡った先、実はまだまだ見どころあるんです🌿今回は「宮城ブルー」に出会える半日プラン、ご案内しますね♪
果報バンタの絶景 宮城ブルーの海の美しさ

▲ 断崖の上から広がる“宮城ブルー”。
果報バンタは、心まで澄んでいくような絶景スポット。

沖縄本島から海の上を走る海中道路。渡ったあとにそのままUターンする人も多いなか、実は“その先”にこそ、静かに旅人を惹きつける魅力が隠れているのをご存じでしょうか?

宮城島には、大きな観光施設はありません。でも、地元の文化や自然の良さがしっかり残っている、寄り道にぴったりの島です。車で少し走るだけで「こんな景色があったんだ」と思える小さな発見がいくつもあります。この記事では、編集部が実際に歩いて見つけた半日モデルコースをご紹介。海中道路からほんの少し足をのばすだけで、沖縄旅行の楽しさがぐっと広がります。

宮城島|海中道路の先に広がる魅力

一直線にのびる海中道路

▲ エメラルドの海を突き抜ける、
絶景ドライブコース・海中道路

宮城島は、海中道路を渡ったその先にある離島のひとつ。沖縄本島から車でアクセスできる離島で、島の面積は約5.5km²とコンパクトですが観光スポットは点在しており、ドライブで巡ることで、断崖からの大パノラマや、塩づくりの工場見学、島の自然にふれる時間を効率よく楽しむことができます。

高台から自然の景観を望む宮城島の風景

▲ 宮城島の高台から望む、手つかずの自然とひらけた景色

果報バンタとぬちまーすファクトリーが利用する共通駐車場の様子

▲ 果報バンタとぬちまーすファクトリーは共通の無料駐車場を利用できます。隣り合う観光スポットなので、一緒に楽しめます

島の南東部は、見晴らしの良い高台や海風を感じるスポットが多く、観光地化されすぎていない“地元の沖縄らしさ”を感じられるのが魅力。喧騒を離れてゆっくり過ごしたい方にぴったりです。

せっかく海中道路を渡るなら、ぜひその先にあるもうひとつの沖縄も楽しんでみてください。

絶景と学びのテーマパーク|ぬちまーす観光製塩ファクトリーへ

ヌチマースファクトリー建物の外観

▲ ぬちまーす観光製塩ファクトリーの外観は、
観光施設のように開放感のある雰囲気。

沖縄の海水からつくられる塩「ぬちまーす」をご存じでしょうか?
宮城島にある「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」は、ただの工場ではありません。塩づくりのしくみを見学できて、絶景や買い物まで一度に楽しめる、まさに“塩のテーマパーク”のようなスポットです。

ぬちまーすファクトリーのお土産売り場を通り抜けた先にある製塩室見学エリア

▲ ぬちまーすファクトリーでは、お土産売り場を通り抜けると、塩づくりのようすを見学できる製塩室エリアにつながります。

塩が“雪のように降り積もる”製塩室の見学風景。

▲ 雪のような“塩の結晶”が舞い積もる製塩室の様子。

なぜこの工場が観光スポットとして人気なのかというとまず、見学が無料・予約不要という手軽さがあります。しかも工場内はとてもきれいで、誰でも気軽に入ることができます。

ぬちまーす工場で塩づくりの工程をモニターやパネルでわかりやすく説明している展示スペース

▲ 塩づくりの様子や工程は、モニターやパネルでていねいに紹介されています。初めてでも流れがわかりやすく、見学がより楽しめます。

さらに工場の外には展望テラスがあり、そこからは宮城島の海を一望できます。まさに“海中道路のその先にある絶景”のひとつで、風を感じながら潮の香りを楽しめる癒し空間。

ぬちまーすファクトリー2階のテラスのブランコ

▲ 展望テラスのブランコは、子どもにも人気。
潮風を感じながらリラックス。

売店も充実していて、ぬちまーすの塩はもちろん、塩を使ったスイーツや石けん、スキンケア商品など、ちょっとしたお土産にもぴったりなアイテムがずらりと並びます。

宮城島ぬちまーす工場のショップに並ぶガーリックやシークヮーサーの塩スパイス 塩スパイス
ガーリック&シークヮーサー

ガーリックやシークヮーサーの風味がきいた塩スパイス。お肉やお魚、サラダにぱらっとかけるだけで、さわやかな味わいになります。

宮城島ぬちまーす工場で販売されている塩黒糖のお菓子 塩黒糖
沖縄の夏を乗り切る塩黒糖

ドライブの休憩や、海あそびの前後にちょこっとつまめるおやつとして持っておくと安心感があります。

宮城島ぬちまーす工場の塩麹と無添加味噌 塩麹と味噌
塩麹&無添加味噌

シンプルな材料で仕上げた塩麹と無添加味噌。お肉やお魚、野菜を漬けておくだけで、やわらかく旨みもアップします。

さらさらとした質感が特徴のぬちまーすの塩 ぬちまーす塩
さらさらのぬちまーす

パウダーのようにさらさらと溶けやすい塩が特徴。料理にひとつまみ加えるだけで素材の味がすっと引き立ちます。

ぬちまーすの塩を使った美容液やスキンケア商品 美容ケア
塩の美容液

ぬちまーすの塩を使った美容液やスキンケアも人気。お肌にやさしい処方で、ちょっとしたおみやげにも喜ばれます。

中でも人気なのが、2階のカフェで味わえる「ぬちまーすソフト」などの塩スイーツ。口コミでも話題になるほどの逸品です。

ぬちまーす工場2階の飲食エリアがとっても居心地良く設計されています

▲ 工場とは思えないおしゃれ空間。海を眺めながら塩スイーツを味わうひととき。

甘さの中にほんのり感じる塩の風味が絶妙で、一度食べたら忘れられない味。1つ目は純粋に味わって、2つ目は違う食べ方を楽しむ人もいるほど、「もう一度食べたい!」とリピーター続出です。

ぬちまーすの塩ソフトクリーム

▲ 工場限定!ぬちまーす塩入りソフトでひんやりひと息。

つまりここは、「学ぶ」「見る」「買う」「味わう」がすべて体験できる観光施設。お子さん連れの家族にも、ドライブ中のカップルにもおすすめです。那覇から少し遠くても、行く価値は十分にあります。海中道路の延長として、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。

“幸せ岬”こと果報バンタ|宮城島のハイライト絶景

果報バンタから見える絶景の海景色

▲ 幸せを呼ぶ絶景スポット「果報バンタ」。

ぬちまーす工場に立ち寄るなら、ここは絶対に外せません。宮城島の象徴ともいえる「果報バンタ(かふうバンタ)」は幸せ岬と呼ばれるだけあって、心をゆっくり整えてくれるような絶景スポットです。

果報バンタまでの通路

▲ 果報バンタへと続く小道。
海風と緑に包まれながら、絶景へのワクワクが高まります。

この場所の魅力は、高さ約100メートルの断崖から、宮城ブルーと呼ばれる鮮やかな海を一望できるところ。目の前に広がるのは、人工物のない広い海と空、そして静かな音だけ。観光地らしいにぎやかさがないぶん、自然の息吹がそのまま感じられます。

果報バンタ近くのガジュマルスポット

▲ 果報バンタ周辺にあるガジュマルの木。
精霊が宿るといわれる、癒しのパワースポットです。

観光客が比較的少ない時間帯(朝~昼前)に行けば、風の音と波の音だけが聞こえる“静けさの絶景”が体験できます。

果報バンタ前に広がる開けた展望スペースの風景

▲ 果報バンタの手前に広がる展望スペース。
海風が心地よく、のんびりと景色を楽しめる穏やかな場所です。

果報バンタは写真映えスポットとしても注目されています。天気が良ければ、海の色が何層にも分かれて見え、スマホできれいに撮れます。

果報バンタの展望スペースから広がるエメラルドグリーンの景勝地の海

▲ 果報バンタは、沖縄でも指折りの景勝地。エメラルドグリーンの海が、ゆったり広がっています。

この果報バンタは、 ぬちまーす工場から徒歩でそのまま行けるので、車を移動させる必要もありません。塩の工場見学のあとの“心のデトックス”として、ぜひ訪れてほしい場所です。沖縄の海の本当の美しさに、ここで出会えます。

宮城島|海中道路からはじまる離島ドライブルート

海中道路の先には、伊計島・宮城島・平安座島・浜比嘉島など、性格のちがう島々がコンパクトに並んでいます。せっかくなら、「海あそびをメインにするか」「文化やパワースポットをゆっくり巡るか」でルートをイメージしておくと、時間をムダにせず楽しみやすくなります。

ルート1|海中道路→伊計島→宮城島の「海あそび満喫コース」

START
海中道路ドライブ

まずは海中道路をまっすぐドライブ。左右に広がる海を眺めながら走るだけでも、沖縄らしい開放感をたっぷり味わえます。途中の駐車スペースで車をとめて、写真を撮ったり、潮風を感じる小休憩をはさむのもおすすめです。

海中道路の全景。海の上を一直線に走るドライブコース
#海中道路ドライブガイド
海中道路の見どころ・駐車スポットをチェックする
STEP 1
伊計島のビーチで海あそび

海中道路をそのまま進んで終点まで行くと「伊計島(いけいじま)」へ。透明度の高いビーチがあり、しっかり泳ぎたい人も、波打ち際でのんびり過ごしたい人にもぴったりです。観光地化されすぎていない、素朴な海の景色を楽しめます。

伊計島の透き通る青い海とビーチの風景
#伊計ビーチガイド
伊計島ビーチのようす・過ごし方を詳しく見る
STEP 2
宮城島|ぬちまーす工場&果報バンタ

伊計島から車で10分ほど戻ると宮城島へ。ぬちまーすファクトリーでは塩工場の見学や塩アイスなどのスイーツを楽しめて、果報バンタからはエメラルドグリーンの景勝の海を一望できます。海あそびのあとに「景色と味」でととのう、王道ルートです。

OPTION
平安座島「肉や食堂 in へんざ」でごほうびランチ

帰り道に時間があれば、海中道路の付け根にある平安座島で寄り道を。「肉や食堂 in へんざ」では、A5ランク宮崎牛の生すき焼き重や牛カツなど、海あそびの日を締めくくるごほうびランチが楽しめます。

肉や食堂のとろける生すき焼き重

▲ A5ランク宮崎牛を贅沢に使用。
とろける食感がたまらない、人気のすきやき重。

へんざ肉やの数量限定メニュー・牛かつ

▲ 数量限定の「牛かつ」は、やわらかい赤身とレアな火入れが魅力の人気メニュー

ルート2|海中道路→浜比嘉島→宮城島の「文化&パワースポット巡り」

こちらは、泳ぐ時間を長くとるよりも、島の雰囲気や祈りの場をゆっくり感じたい方向けのコースです。海中道路から分岐して浜比嘉島へ向かい、そのあと宮城島で絶景と塩の世界を楽しむ流れになります。

START
海中道路を渡って浜比嘉島方面へ

海中道路を渡ったら、途中の分岐から浜比嘉島方面へ進みます。伊計島へ向かうルートとは逆方向に折れていくイメージで、同じ海の上の道でも、少しローカルな空気へと変わっていきます。

STEP 1
浜比嘉島|集落散策&パワースポット

浜比嘉島は「神の島」とも呼ばれ、昔ながらの集落や拝所、静かなビーチなどが点在するエリアです。派手な観光施設は少ないものの、ゆっくり歩きながら島の文化や空気を感じたい人にぴったり。短い滞在でも「特別な場所に来た」という実感を得やすい島です。

浜比嘉島の海沿いに立つ鳥居の風景
#浜比嘉島ドライブガイド
浜比嘉島の見どころ・散策モデルコースを見る
STEP 2
宮城島|ぬちまーす工場・果報バンタ・龍神風道

浜比嘉島から車で移動して宮城島へ。ぬちまーすファクトリーで製塩の様子を見学したあとは、果報バンタの展望台から景勝の海を眺めたり、塩工場の横にあるパワースポット「龍神風道」で海へ抜けていく風を感じたりと、心がすっと落ち着く時間を過ごせます。

GOAL
海中道路を通って本島エリアへ

宮城島を出たあとは、ふたたび海中道路を渡って本島エリアへ戻ります。行きとは少し違う時間帯の海の色を眺めながらドライブで締めくくれば、文化とパワースポット、絶景がそろった「静かな島時間コース」の完成です。

失敗しないための宮城島観光Q&A
準備しておくと安心なこと

ミドリのアイコン
ミドリ(うみイチ編集部)
宮城島は「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」と絶景の果報バンタが同敷地内にあります。営業時間内に回るとスムーズです🌿
アクセスや駐車場はどうなっていますか?

宮城島へは、沖縄本島から海中道路を渡って車で向かうルートが基本です。ぬちまーすファクトリーと果報バンタは同じ敷地内にあり、共通の無料駐車場を利用できます。レンタカーでも停めやすく、海中道路ドライブとセットで立ち寄りやすいスポットです。

見学・散策の営業時間は?

ぬちまーすの自由見学は9:00〜17:30。無料ガイド案内は9:00〜16:30に毎時0分・30分スタート(所要10〜15分)です。また、果報バンタを含む敷地内の散策も9:00〜17:30の営業時間内のみ利用できます。公式案内ページで最新情報をご確認ください( 工場見学散策)。

見学や散策に料金はかかりますか?

ぬちまーすの工場見学や果報バンタ周辺の散策は無料で楽しめます。

どのくらいの所要時間を見ておくと良いですか?

工場見学で製塩の流れを見て、果報バンタの展望台まで歩き、2階カフェで塩ソフトなどを味わう場合、全体で1〜2時間ほど見ておくとゆっくり回れます。ドライブの合間にさっと立ち寄るなら1時間前後でも可能ですが、景色やおみやげ選びを楽しみたい方は、時間に余裕を持っておくのがおすすめです。

ベストな訪問時間帯は?

海中道路は昼どきに車が増えて混みやすいものの、果報バンタやぬちまーす塩工場の周辺は、そこまで混雑を感じにくいスポットです。スムーズに回りたい場合は、午前中に訪れるとより快適に楽しめます。

設備(売店・休憩)は整っていますか?

敷地内には直営ショップとカフェ(レストラン「たかはなり」)があり、休憩や買い物ができます。観光途中の立ち寄りスポットとして使いやすい環境です。

子連れ・シニアでも楽しめますか?

敷地内にはバリアフリー対応(例:車いす対応トイレ)もあり、幅広い年代で楽しみやすい環境です。ただし、果報バンタ周辺は屋外の断崖展望で日陰が少ないため、帽子・飲み物など日差し対策を準備しておくと安心です。歩きやすい靴での観光がおすすめです。

季節の注意点は?(梅雨・台風)

沖縄の梅雨は例年5月ごろ〜6月ごろ、台風は6〜10月(特に7〜9月)に接近が増える傾向があります。強風や高波の影響で、果報バンタの展望台が危険になる場合もあるため、渡航前は天気予報と交通情報を確認しましょう。雨具だけでなく、風を通しにくい上着があると安心です(年により時期は前後します)。

ぬちまーす公式サイトで最新情報を見る

公式の最新案内を見ながら、ムリのないスケジュールで宮城島ドライブを楽しんでください。

まとめ|海中道路ドライブは“宮城島まで行って完成”です

ぬちまーす塩工場の横にある龍神風道。風がまっすぐ海へ抜けるパワースポット

▲ 忘れずに立ち寄りたいパワースポット「龍神風道」。ぬちまーす塩工場の横にあり、風が海へスッと抜けていく静かな場所です。

海中道路を走るだけで満足してしまう方は多いですが、それだけではこのエリアの魅力を半分しか味わっていないかもしれません。実はその先にある宮城島まで足を伸ばすことで、景色・体験・グルメがすべて揃った沖縄らしい1日が完成するのです。

ぬちまーす工場で名物塩ソフトを味わい、果報バンタで風と海に癒され、さらには周辺の離島へのドライブ──この流れは、短時間で効率よく沖縄の魅力を体感できる黄金ルートです。しかも、それぞれのスポットが近くにまとまっているので、車移動も最小限で済みます。

観光地で詰め込みすぎたという疲れが出がちな沖縄旅行ですが、宮城島エリアや周辺の離島ドライブではのびのびとリラックスした時間が流れます。

「海中道路を渡ったその先」にこそ、本当に印象に残る景色と体験があるということ。旅の途中で引き返すのではなく、もう一歩だけ進んでみてください。きっと、思い出に残る沖縄らしさに出会えるはずです。


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「気ままTRIP」は、沖縄の島人(しまんちゅ)と一緒にお届けする観光ガイド。
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