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沖縄・浜比嘉島|祈りの地でめぐるパワースポットと塩作り体験
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沖縄本島・うるま市にある小さな離島、浜比嘉島(はまひがじま)。海中道路の先にあり、“神の島”と呼ばれるほど祈りと自然が調和する特別な場所です。ドライブで気軽に訪れながら、アマミチュー・シルミチューといったパワースポットや、名物の島塩体験を楽しめるのが魅力。静けさと癒しに包まれた半日旅を、初心者にもわかりやすく紹介します。
うるま市・浜比嘉島
島塩作り体験
売店の塩おにぎり絶品
浜比嘉島の塩作り体験では、海水が塩になる仕組みを聞きながら、自分だけの塩を仕上げていきます。出来た塩は小瓶に入れて持ち帰れますので、家族旅行やカップル旅の「ちょっと特別な思い出」にぴったり!
\このページの内容/
1. 車で行ける“祈りの島”
浜比嘉島は海中道路→浜比嘉大橋で本島とつながる離島。暮らしの気配と静けさが残る、小さな“祈りの島”です。
2. 神話ゆかりのパワースポット
祖神伝承のアマミチューの墓とシルミチュー霊場が象徴的なスポット。今も地域の行事と結びつき、祈りの文化が息づいています。
3. ドライブのハイライトは大橋
浅瀬のグラデーションが美しい浜比嘉大橋は、行きと帰りで見える景色が少しずつ変化。袂の駐車場から、安全にゆっくり眺めるのがおすすめです。
4. 製塩工房で“味の記憶”を持ち帰る
島の海水を使う塩づくり体験では、流下式塩田での濃縮やガス火での仕上げなど、島ならではの工程を学べます。自分で仕上げた島塩は小瓶に入れて持ち帰りOKです。
5. 所要は半日ドライブでOK
海中道路→宮城島→浜比嘉島と、見どころがコンパクトに点在。3〜4時間あれば、海・パワースポット・塩工房・ローカル食堂まで一筆書きで巡れます。
6. マナーは“静けさ最優先”
住宅地や私有地には立ち入らない、聖地では静かに過ごす、ゴミは必ず持ち帰る——島の人の祈りの場をお借りしている意識で歩くのが基本です。
7. 旅のコツ
朝出発で橋→ビーチ→聖地→塩工房→ローカル食堂の順に回るとスムーズ。混雑も少なめで、家族連れやゆったり派のドライブにも向いています。
▲ 浜比嘉大橋から見た浜比嘉島。青い海と集落の素朴な景色が広がります。
沖縄本島・うるま市の海中道路の先、車で渡れる浜比嘉島は、海風がやわらかく通り抜ける静かな離島です。小さな集落が点在し、赤瓦や石垣の景色が今も残る「暮らしのある島」。観光地化されすぎていない素朴さが魅力です。
▲ 浜比嘉島の海沿いには、拝み所がいくつも点在しています。青い海を前にした祈りの風景は、この島ならではの光景です。
島内には、古くから大切にされてきた拝所や祈りの場所が点在し、落ち着いた雰囲気の中でパワースポット巡りも楽しめます。また、海を眺めながらのドライブや、昔ながらの塩づくり体験、やさしい味わいの食堂・カフェなど、半日でも島の魅力をぎゅっと感じられます。
▲ 浜比嘉島はもずく漁がとても盛ん。透明度の高い海にもずくの網が広がる、観光地化されすぎていない沖縄ローカルの風景です。
本記事では、初心者でも迷わない回り方や、外さない見どころ、観光スポットとして島塩体験をまとめてご紹介。家族連れ・カップル・友だち旅、どんな旅行スタイルでもゆったり過ごせる「浜比嘉島の楽しみ方」をお届けします。
浜比嘉島ってどんな島?
▲ 浜比嘉島に渡った直後の駐車場から見える海。透明度の高い青い海と、観光地化されすぎていない島らしい静けさが広がります。
浜比嘉島(はまひがじま)は、沖縄本島の東側にある小さな離島で、車で本島から海中道路を通ってまず平安座島(へんざじま)へ渡り、そこから浜比嘉大橋を進むと到着します。面積は約2km²とコンパクトながら、集落には昔ながらの赤瓦や石垣の景観が残り、沖縄らしい暮らしの姿にふれることができます。
▲ 浜比嘉島の東海岸にある小島〈アマンジ〉。神話の祖神を祀るアマミチューの墓のある聖地として知られています。
島が特に知られているのは、琉球神話に登場する祖神・アマミチューとシルミチューのゆかりの地であること。創世の神々にまつわる霊場や拝所が島内に点在し、現在も地域の行事や祈りの文化と結びついています。その背景を知ると、浜比嘉島が「祈りの地」と呼ばれる理由がより深く理解できます。
▲ 浜比嘉島では、島バナナの木が集落のそばに自然と生える沖縄らしい素朴な島の風景です。
観光地として整備されすぎていない分、島の歴史や信仰が日常の中に自然と溶け込み、訪れる人に独特の落ち着きを感じさせてくれます。見どころは点在していますが、どれも距離が近く、短い滞在でも島のストーリーをたどりやすいのが魅力です。
浜比嘉島の見どころスポットBEST5
▲ 平安座島と浜比嘉島を結ぶ浜比嘉大橋。海中道路を進んだ先で、祈りの島へとつながる一本の橋
浜比嘉島へ向かう道中では、浅瀬の海の上を走る浜比嘉大橋のドライブも大きな魅力のひとつ。橋を渡ったあとは、島ならではの祈りの場所やビーチ、塩作り体験などを組み合わせてめぐると、浜比嘉らしさをぎゅっと味わえます。
アマミチューの墓(海辺の祈りの場)
▲ 浜比嘉島の東側に浮かぶアマミチューの墓がある小島「アマンジ」。海の上を歩いて向かえる、祈りの島ならではの風景です。
島の東側の小島〈アマンジ〉に祀られた霊場で、琉球神話の祖神・アマミチューをまつる場所とされています。波の音だけが響く静かな空間で、今も地域の祭祀が行われる大切な拝所です。見学の際は、私語を控え、島の方の祈りの場であることを意識して静かに手を合わせましょう。
シルミチュー霊場(森の中の御嶽)
▲ シルミチュー霊場の鳥居。108段の階段をのぼった先にある、浜比嘉島を代表する祈りのスポットです。
アマミチューの妻神・シルミチューを祀るとされる御嶽(うたき)で、石段を上った先の洞窟が信仰の場になっています。現在は洞内への立ち入りは禁止ですが、参道からでも神聖な空気が感じられます。木漏れ日が差し込む参道は、静かなパワースポットとして人気で、祈りの島らしい雰囲気を体感できます。
浜比嘉ビーチ(橋のすぐ先の絶景スポット)
▲ 浜比嘉ビーチは、足元だけ海につけてのんびりできる静かな浜。透明度の高い海とやわらかな砂浜が広がります。
浜比嘉大橋を渡ってすぐ左手に広がるビーチで、白い砂浜と透明度の高い海が出迎えてくれます。島の玄関口のような場所で、ドライブの途中に立ち寄って足元だけ海につけてリフレッシュするのにもぴったり。駐車場やトイレ、シャワーも整っており、短時間でも快適に過ごせます。
塩作り体験(島塩の工房で学ぶ)
▲ 浜比嘉島・高江洲製塩所の塩づくり体験。大人は1人2,500円で、島塩づくりをじっくり体験できます。
浜比嘉島では、昔ながらの製法を受け継ぐ塩工房で、塩作りの見学や体験ができます。海水をじっくり煮詰めて仕上げる“島塩”は、まろやかな塩味とミネラル感が特徴。自分で仕上げた塩は小瓶で持ち帰ることができ、旅の思い出にもぴったりです。
クバクマの浜(塩工房そばの隠れビーチ)
▲ 高江洲製塩所の目の前にあるクバクマの浜。人が少なく、透き通った海を静かに眺められる隠れたビーチです。
エメラルドグリーンの海が広がる「隠れた名ビーチ」です。観光客は少なく、波もおだやかなので、景色を眺めながら静かに過ごしたい方に向いています。ただし、塩工場が休みの土日などは敷地内に入れないので、立ち寄りたい場合は平日や営業日を選ぶのがおすすめです。
製塩工房で楽しむ塩づくり体験
▲ 塩づくり体験では、スタッフさんが工程を丁寧に教えてくれるので安心。海水の濃縮から仕上げまでやさしくサポートしてくれ、初めてでも楽しく体験できます。
浜比嘉島では、島の海水を使った塩づくり体験が人気です。高江洲製塩所では、昔ながらの知恵を生かしつつ、現代の設備と合わせた「島塩」が作られており、体験ではその工程をしっかり教えてもらえます。
▲ 高江洲製塩所では、竹樋を通して海水を循環させる流下式塩田で濃縮を行います。海風と太陽を生かし、塩作りの第一歩となる高濃度の海水をゆっくり仕上げる伝統的な工程です。
体験のスタートは、海水の濃度を高める循環濃縮のしくみから。採れたての海水(約4%の塩分濃度)を竹木の装置に流し、タンクで循環させ戻してはまた垂らし……を繰り返すことで、濃度を24%前後まで高めていきます。 この濃縮にかかる時間は季節によって異なり、夏は約3時間半・冬は約1時間半が目安です。
▲ 濃縮した海水を火にかけ、ゆっくりかき混ぜながら蒸発させていく工程。水分が減るほど香りが変わり、塩の粒が少しずつ姿を見せ始めます。
また、沖縄では短時間の豪雨「かたぶい」が多いため、体験前には“雨との付き合い方”のお話も。雨が混ざると海水に不純物が入ってしまうため、スタッフさんは常に雨雲レーダーをチェックし、怪しい時は海水をタンクへ避難させるそうです。島の気候ならではの工夫が知れるのも、この体験の魅力です。
▲ 火にかけた海水の水分が抜け、塩の結晶がふわっと立ち上がってくる仕上げの段階。混ぜるほど白さが増していき、完成が近づくのを実感できます。
濃縮された海水は工房内のガス火でゆっくり温められ、白く細かな結晶になっていきます。
塩作り体験の時は、カセットコンロを使い、スタッフの方が火加減のコツや仕上がりの見極め方を教えてくれるので、初めてでも安心。自分で仕上げた塩は、小瓶に入れてそのままお土産にできます。
▲ 仕上がった島塩は、好きな小瓶に詰めて持ち帰りOK。自分だけの“オリジナル塩”が作れる、体験の楽しいラスト工程です。
▲ 写真サービスもあり、家族の思い出づくりにぴったり。工程はやさしく教えてくれるので、子どもでも飽きずに楽しめます。
▲ 売店の名物塩むすびは、島塩のうま味がしっかり感じられる絶品。体験後にぜひ食べたい素朴なおいしさです。
体験後は、工房の売店で味わえる島塩のおにぎりもぜひ。ふっくら炊いた白米に島塩のやさしい甘さが広がり、シンプルなのに「また食べたい」と思える味。塩づくりの背景を知ったあとに食べるおにぎりは、格別です。
丸吉食品のローカルグルメ
▲ 浜比嘉島のローカル食堂丸吉食品。もずく料理や魚の定食など、島の素朴でおいしい家庭の味が楽しめます。
浜比嘉島でローカル感あふれる食事を楽しみたいなら、島の入口近くにある丸吉食品(まるよし)がおすすめ。漁港のすぐそばにあり、昔ながらの雰囲気が残る “島の食堂兼お惣菜屋さん” です。観光地化されていない素朴な空気が心地よく、島の暮らしを感じながら食事ができます。
▲ 丸吉食品のもずくコロッケは、外はサクッと中はふんわり。もずくの旨味がじゅわっと広がる、揚げたてアツアツの人気メニューです。
お店の人気メニューは、浜比嘉島名物のもずく料理。外はサクッ、中はもちっとしたもずくコロッケや、カニの旨みが広がるカニ天ぷらなど、島塩と相性ばつぐんの揚げ物が並びます。港のすぐ目の前で、作りたてのローカル料理を気軽に食べられるのが魅力です。
▲ 丸吉食品のイカスミ定食は、コク深い味わいが魅力。店前のベンチでのんびり島風にあたりながら食べると、いっそうおいしく感じられます。
朝ごはんや昼食には、素朴でボリュームのあるイカスミ定食や、島の家庭料理をセットにした定食も人気。漁港から吹く潮風を感じながら食べるローカル飯は、気取らないのに記憶に残るおいしさです。
▲ 丸吉食品のカニてんぷらは、揚げたてサクサクでビールが欲しくなる味。沖縄らしいローカル定食がそろい、島気分でお腹も心も満たされます。
丸吉食品の前に広がる漁港では、浜比嘉島の特産であるもずくの出荷風景が見られることも。透明度の高い海で育ったもずくは、太さと食感がしっかりしていて、全国へ発送されるほど品質が高いことで知られています。島の日常をそっと覗ける、貴重なローカルスポットです。
島らしい雰囲気を味わいたい方、観光地価格ではなく“地元の味”を楽しみたい方にとって、丸吉食品はまさにぴったり。どのメニューも飾らないおいしさで、浜比嘉島のゆったりした空気といっしょに楽しめます。
海中道路の先で楽しむ“塩と祈り”ドライブコース
海中道路の先には、車で気軽に巡れる離島がいくつもつながっています。海を眺めながら休憩して、パワースポットと塩工場、そして浜比嘉島のローカルごはんまで楽しめる、小さなドライブコースの流れをまとめました。
海中道路の先、浜比嘉大橋を渡ると“祈りの島”として知られる浜比嘉島へ。アマミチューの墓やシルミチュー霊場など、静かなパワースポットをめぐりながら島時間を感じたあとは、島の塩工房で作られた塩を使った塩おにぎりでほっと一息。ドライブの締めくくりにぴったりのご褒美です。
浜比嘉島の口コミ・レビュー
まとめ|静かな海と祈りに癒される島旅
▲ 塩工房で販売されているオリジナルシーサー。
浜比嘉島は、海中道路を抜けた先に広がる“祈りの島”。派手な観光地ではありませんが、静けさと海の美しさ、そして人々の暮らしが調和する特別な場所です。ドライブで気軽に行ける距離にありながら、心がすっと整う体験が待っています。
次の沖縄旅では、ぜひ「浜比嘉島ドライブ」でパワースポットと島塩体験を組み合わせた小さな島旅を楽しんでみてください。きっと、穏やかな海風と祈りの空気が、旅の記憶にやさしく残るはずです。
「気ままTRIP」は、沖縄の島人(しまんちゅ)と一緒にお届けする観光ガイド。
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